期末考査終了 ご家族の皆様,テストの得点,ちゃんと評価してますか?

 7月1日(日),正午です。

 今年も半年が過ぎてしまいました。嘘みたいです。もうすぐ夏期講習が始まるとお盆が来て夏期講習終了,だんじりの準備が始まって秋祭りです。この間春期講習が終わってほっとしたばかりなのに(笑)。

 やっと先ほど,塾生のみなさん向けの夏期講習のお知らせと,個別の学習報告書の準備終了しました。明日の午前中には発送します。

 さて,明日からは早速,期末考査の答案が続々と返ってくる人,多いのではないでしょうか。憂鬱な人,家族や友達には『できんかったー』といいつつ,ちょっと楽しみにしている人,自信満々の人,様々かと思います。

 ご家族の皆様も,子どもさんがテストを持って帰るのをドキドキしながら待っておられるかもしれません。

 さて,テスト,きちんと評価してあげていますでしょうか。これ,意外といろいろ考える必要があります。

 まず一番いけないのは,何が何でも満点主義。100点で当たり前,まちがったり解らなかったら勉強不足と決めつけ,子どもさんを責める…これはやらないほうがよいです。

 普段の成績が良好な生徒さんのご家庭に時々見られるようです。子どもさんを厳しく鍛える…ということなのでしょうが,満点をずっと続けることはまず不可能です。どこまで行ってもほめてもらえず,次はがんばれ,次はがんばれ・・・では,子どもさん,へとへとになってしまいます。

 少なくとも中学2年生までは,それまでの成績からある程度,このあたりの得点帯を取ってくるだろうという目安は解るはずです。その上限あたり,つまり,達成可能な目標点を決め,それを達成したら褒めてあげる。それで十分ではないでしょうか。

 次に,単純に前回の得点より上がった,下がったで評価しないことをお勧めします。これ,とても多いです。生徒のご家族とのコミュニケーションの中で,前回のテストより下がったので心配です…という声はよく耳にします。

 難しいテストなら得点は下がります。簡単なテストなら上がります。同じ70点でも,前回の70点と今回の70点では価値が全く違うこともあるわけです。

 まずテストの範囲の内容,それから広さを考える必要があります。テスト範囲がほとんど計算の内容であれば点は取りやすくなりますし,証明や関数の問題が主だと得点を伸ばすのが難しくなります。一学期の期末考査なら,その間に学習した内容のみが出題されるのと,10点~20点分くらい前学年の内容が出題されるのでも,ずいぶん変わってきます。

 一つの目安になるのは平均点です。100点満点の中の何点と考えないで,平均点との差で考える方が,子どもさんの状態の把握はしやすいでしょう。

 テストの得点で子供さんとけんかになる,よくあることかと思います。保護者の皆様からすると,子どもさんのためを思っていっているのに,子どもさんは反発する。双方頭に血が上って感情的になる…。

 これ,反抗期のなせる業ではあるのでしょうが,意外と,保護者の皆様のテストの評価のし方にも問題があるかもしれないです。

 テストを見たらまず平均点を確認する。ざっとでよいから応用問題と基礎的な問題に分けて考える。数学のこと,多少覚えておられるようなら,点の取りやすい問題がどのくらいできていて,難しい問題がどのくらいできているかを見る。分析したうえで子供さんと話してみると,意外と納得し,耳を傾けるかもしれません。

 参考になれば幸いです。良い結果が返ってくることをお祈りいたします。どうぞけんかなどなさいませぬよう。

 今日も長文,駄文にお付き合いいただきありがとうございました。もしも,もしも気に入っていただけましたら,ぜひまた足をお運びください。トップページも見ていただけると嬉しいです。

 よろしくお願いいたします。

 

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