夏休みの宿題 数学を理解しているかどうかの判別法

 7月21日(土)午後3時。曇ってきました。暑いです。

 連日の熱中症関連の事件を受けて,学校の校則に関する記事がたくさんネット上に上がっています。

 地域や学校によっていろいろな制約があるのですね。水分補給に絞ると,水筒持参禁止…というものから,中身は水,または水かお茶。授業中は飲んではいけない。登下校時は飲んではいけない。

 学校側としても,いろいろな理由があるのでしょうね。学校を一方的に非常識と決めつけるのはどうかと思います。けれど,この酷暑の中,何が起こっても不思議はありません。夏休み中の部活動を含め,生徒,児童諸君に十分な配慮がなされるべきでしょう。昔から続く管理主義の慣習が学校を縛り,生徒,児童諸君の健康を,命を奪わないことを願うばかりです。

 私が通っていた中学校では,中1の夏に林間学校があり,その中に登山が組み込まれていました。ふもとを出発して頂上で昼食,そして下山するわけですが,登山中や下山中は昼食時を除いて水分補給禁止でした。精神力を鍛えるためです。今では信じられないことです。今でも時々その話題で友人たちと盛り上がっています。

 さて,ついに夏休みに突入し,学校の夏休みの宿題に取りかかった生徒さんも多いでしょう。近藤塾の夏期講習受講生も,自習時間を利用して,精力的に取り組んでくれています。

 保護者の皆様,ご自分の息子さん,娘さんが数学をきちんと理解できているかどうかご心配でしたら,夏休みの宿題でもある程度判別可能です。

 例えば中3の二次方程式。計算問題がかなり出ていると思います。これをざっと,ものすごく式が簡単なものと,それ以外に仕分けします。

 すると,できている問題と解らない,またはまちがっている問題に傾向が表れます。

 内容をある程度理解している場合,簡単な問題はまちがいません。複雑になるとまちがったり解らなかったりします。

 ところが,生徒によってはこれが逆転している場合があります。つまり,この辺の計算がある程度できているのに,なんでこんな簡単な計算ができていないの?ということがあるのです。

 要注意です。これは,意味をよく考えず,ただ解き方をなんとなく覚えて日々の学習をこなしてきた(少し悪い言い方をするとやり飛ばしてきた)生徒に特有なのです。そして,こういう生徒の中には,定期テストではある程度の得点を取っていることも多く,本人や保護者に危機感がないことも多いようです。

 中1,中2についても同様の見方で,理解度の判別が可能です。もちろん夏休みの宿題に限らず,これまでに受けたテストの結果や日々の学校の宿題等でもすぐにわかります。

 この状態,長く放置すると大変よろしくないです。子どもさんの数学力に不安をお持ちの場合は,ぜひ一度そういう目で子どもさんの状態,見極めてみることをお勧めします。

 夏期講習,まだ間に合います。8月に集中しての受講も可能です。無料体験のお申し込み,お問い合わせ,お待ちしております。

 

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