小学生 学習したことをすぐ忘れてしまう…どうする?

 7月25日(水)午前7時過ぎ。夜中暑かったですね。

 午前2時くらいでしょうか,汗びっしょりで目が覚めました。特に講習中は,朝から晩までクーラーの効いた中で仕事をしていることもあり,また,もともと空調は体質的に苦手なので,眠るときはほとんどエアコンを使わないのですが…。さすがに暑くて寝ていられず,リモコンに手を伸ばしました。今年初めてでした。室温,何度くらいあったのでしょう。

 被災者のみなさん,体調だいじょうぶだったでしょうか。心配です。高浜の近くに住む友人が,高浜の写真を送ってくれましたが,復興にはほど遠く,まだまだ時間がかかるようです。改めてお見舞い申し上げます。

 さて,今日は小学生の指導例をひとつ。

 例えば小5のA君。1学期半ばの入塾。入塾時は小数どうしのかけ算,わり算ができない状態でした。また,4年生時に学習した面積や大きな数,がい数,式と計算の順じょ,5年生の最初に学習した体積など,全てがあやふやです。

 まず手を付けたのは小数どうしのかけ算,わり算でした。幸い整数どうしのかけ算はできました。小数点の位置の決め方を説明し,少しずつ計算練習をすることでここはクリア。わり算は,全くできないことはないものの危なっかしく,少し時間をかけて計算練習をしてもらい,ここも何とかできるように。

 ここからは,そのときに学校で学習している単元の学習や,上述の大切な単元の基礎基本の復習などをしながら夏休みを迎えます。

 さて,夏休みに使う近藤塾のプリントは,そこまでに学習した内容の総合復習形式,先ずは計算問題から始まり,いろいろな分野の問題が混在しています。久しぶりに小数どうしのかけ算,わり算に取り組んでもらうと,これが見事に元の木阿弥。塾で一から学習して,何とかできるようになっていたこと,きれいさっぱり忘れています。

 ここで慌ててはいけないのです。これ,算数の基礎ができていない生徒さんの特徴です。

 算数をきちんと理解しながら日々を過ごしてきている生徒さんの場合,学校の授業や塾の授業で新しく学習した内容をその都度理解し,その上で学校の宿題をこなし塾のプリントに取り組んできています。算数の学習に費やした時間,解いた問題数がすべて力に代わっており,こういう生徒さんは一度学習するとそれをなかなか忘れません。また,解らなくなっても,少し説明を受けると,『ああ,そうだった』で,すぐ学習のポイントを思い出せます。ちゃんとおどりばとはを越えているわけです。

 しかしA君,小数の計算については一度はおどりばとはまで到達したのですが,余りにもあやふやな部分が多すぎて,すぐ混乱してしまうのですね。安定してこないわけです。

 これ,特効薬,魔法の呪文はありません。

 “ チチンプイプイ,あらびんどびん,コンドージュクウウウ”

 アーラ不思議,A君,一度学習したこと,二度と忘れなくなりました。めでたし,めでたし…ならば,近藤塾,世界を席巻できるのですが(笑)。

 忘れたら,一からやり直すつもりで基礎基本に戻って説明し,演習。できるようになってきたら次に移って又基礎から説明,演習。これをとにかく,ひたすら,遮二無二,しつこく継続すること。

 時間はかかりますが,少しづつ台地は固まり,安定していきます。教わる方,教える方ともに,忍耐が必要ですが,なんとかなるものです。

 しかし,チチンプイプイ,あらびんどびん,生徒諸君の感覚との乖離を感じます。年ですね(笑 泣)。

 今日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。トップページもぜひご覧ください。

 夏期講習,まだ間に合います。お気軽にお問い合わせください。

 

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