小6 算数 円の面積と周の長さの区別がつかない

 7月26日(木) 午前7時半。既にして暑いです。が,週末には少し暑さが和らぐという予報が出てきていますね。

 また来週は暑くなるらしいですが,一時でも酷暑から解放されるのは大歓迎です。

 ただ,台風の動きは気になります。被災地に追い打ちをかけるようなことにならないことを祈ります。

 さて,今日は小6のA君。小5で円の周の長さの求め方を学習し,小6の一学期で円の面積の求め方を学習しました。それぞれ,その単元を学習していた時は,それなりの正解率でプリントをこなしていました。

 ところが夏休みに入って,総合復習のプリントを解くと,円の面積だろうが周の長さだろうがお構いなし,半径×半径×円周率(3.14)を使ってしまいます。また,解っている長さが直径だろうが半径だろうが,それをそのまま公式にあてはめてしまいます。

 学習している内容の理屈や概念を考えない。解き方を覚えるのが精いっぱい…典型的な算数が苦手な小学生です。ここをご覧の小学生,または保護者のお子さんにも多いのではないでしょうか。

 どう指導するか。ただ『もっとよく考えて』・・・では改善されません。

 最初から,5年生で学習したのは円の周の長さ,直径×3.14で求められる。単位は長さだからcmやm。面積は半径×半径×3.14で求められる。単位は㎠や㎡。円の図をかき,半径はこの長さ,直径はこの長さといったように,必要な概念を最初から一通り説明してしまいます。

 口頭で説明するよりは,見てわかるようにきちんとかいてあげる方がよいです。その上で,問題を読み,どの公式を使うのか,単位は何なのかを判断する練習をしてもらうわけです。

 こういうやり方が必要な場合,状態が改善するのに時間がかかることが多いです。一回の授業でできるようになると思ってはいけません。近藤塾のプリントには,毎回少しずつこういう練習のための問題が入れてあり,今日やって,また次回,またその次…練習を重ねていくことができるようにしてあります。

 これを持続することで,中学校入学までには何とか使い分けができるようになることが多いです。これは中1で学習する円のところで大いに役立ちます。また,公式を使う前にまず考え,判断することが必要であるということを意識してもらうきっかけにもなります。

 同様の状態の子供さん,放置しない方がよいです。経験と実績の近藤塾へ。CMでした。

 本日も長文にお付き合いいただき,ありがとうございました。またぜひ足をお運びください。

 

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