自転車と学習指導

 8月19日(日)午後0時30分。蒸し暑いです。

 でもまあ,これくらいの暑さなら,十分がまんできますね。ただ,台風,よりにもよって二つ一度に西日本に近づきそうだとのこと。心配です。新たな被害,生まれませんように。

 さて,新聞を読んでいたら,ある作家の方が,自転車にまつわる思い出話をエッセイにしておられました。娘たちのことを思い出しました。

 上の娘は,新居浜は山根公園に連れていって特訓しました。かのエッセイと同じく補助輪をはずし,後で私が支えて,ひたすら「こげ――――」。

 それでも,2時間くらいで,ふらふらしながらも乗れるようになったと記憶しています。

 下の娘は不思議と記憶がありません。北条で乗れるようになったはずですから,文化の森で特訓した可能性が高いのですが。彼女については,中学入学直前,それまで使っていた姉のお下がりの子供用の自転車を,大きい新品に買い替えたその日に,農道の溝にはまってけがをしたのが印象に残っています(笑)。

 自転車の特訓,実は算数や数学の指導によく似たところがあるのですね。入塾当初は,算数や数学の自転車を自分でこげない生徒さん,多いわけです。

 最初は補助輪,つまり私の解説がしっかりつきます。使用するプリントも解説が入っています。解説を読み,私がフォローし,ここをこうすれば前に向いて進む・・・をまず体験してもらうわけですね。

 次に,解説無しの演習プリントに移ります。ただし,私が付きっきりで支えます。それこそ計算問題から一問単位でチェックし,アドバイスするわけです。補助輪なしの自転車をこいでもらいながら,後ろで支える状態です。

 最後に少しずつ,手を放し,長い距離を走ってもらうようにします。つまり,一度にたくさんの演習問題を解いてもらうわけです。うまくすると,1列10問くらいはミスなくできるようになってきます。

 ただ,決定的に違うのは,自転車,一度自分で乗れるようになると,乗り方,忘れません。たとえ10年乗っていなくても,すぐ乗れるようになります。

 算数,数学,そうはいいかんのよ,これが(泣 笑)。いかんいかん,日本語が乱れました。失礼。

 一度できるようになっても,次回の授業時にできるとは限らないのですね。忘れてしまう。安定しない。自転車はこけると痛いけれど,算数,数学,まちがっても痛くないですしね。かくして,特訓はくり返されます。この状態,人によりますが,結構長く続きます。

 ただし,エンドレスでもありません。ある時から急に,支える必要がなくなります。力を入れなくてもすいすいと前に向いて進むようになります。

 こうなるとしめたもの,新しいことを学習しても理解するのが早くなり,一度学習したことは忘れなくなります。『しめしめしめこのうさちゃん』。古いですね(笑)。

 塾の指導は,この状態を目指して行っています。この状態になると,目に見えて成績がアップします。ただし,全員こうなるとは限りません。個人差,大きいです。できるだけ多くの生徒さんをこの状態まで持っていきたいと思っております。

 今日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。またぜひ足をお運びください。

 いよいよ二学期が近づいてきました。学校によっては,夏休みもあと一週間です。二学期は中1は方程式,中2は1次関数,中3は2次方程式から関数と,極めて大切な分野の学習がメインになります。数学に不安のある方,ぜひ早めの無料体験をご検討下さい。

 よろしくお願い申し上げます。

 

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