受験生…体調を万全に!

 12月8日(土) 午前8時半。

 曇っています。寒いです。風が冷たいです。

 塾の窓から見えるススキが,寒そうに風にたなびいています。いよいよ冬本番ですね。

 ススキを見ていたら,自分が受験生だったときのことを思い出しました。私の大学受験はセンター試験の前身,共通一次試験が施行されて2年目の年だったと思います。古いですね,しかし(笑)。

 共通一次が終わり,あとは私立と国立の2次試験を残すのみという2月の頭に,風邪をひきました。結構な熱が数日続いたと記憶しています。
 
 私,今でこそ塾生諸君に,えらそうな顔をして,『勉強せいよ――』なんぞとほざいておりますが,自分が現役のころは極めて不真面目な高校生でありました。もっとも,いわゆる不良というのではなく,勉強に対して真面目でない…という意味です。

 受験期を迎えて,さすがに最低限の勉強はしていたと思いますが,それでも隙あらば文庫本に逃避し,高3の夏休みには15冊を超える本を読破するという体たらく。それも,小林秀雄か柳田國男でも読んでいるのならともかく,横溝製紙やら大藪春彦やらエドモンド・ハミルトンやら,受験とはおよそ縁のないものばかりでしたね。(作家名は敬称略)忙しくなると,やるべきことが多くなると,本に逃げるこの習性,今も全く変わっていません(笑)。ホームページを始めてから,読書量,明らかに増えています。

 閑話休題それはさておき,そのような不真面目な受験生が,風邪をひいたとたんに,寝込んでいるベッドの中で,熱で朦朧とする頭で,なんと勉強を始めました。普段の私なら,風邪で寝ていられてラッキーてなもんで,寝る,食べる,ラジオを聴きながら本(小説,マンガを問いませんでした)を読むを心置きなく繰り返すところです。

 不安になるのですね。普段は不真面目のかたまりのような受験生でも,体調を崩すと不安になる。まして,このホームページを見てくださっている,まっとうな(笑)受験生のみなさん,もっと不安になるはずです。

 今はまだそこまで切迫した気分ではないかも知れませんが,特に年が明けたあとは,体調には十分気を付けてください。それは不安を避けるためです。まじめな生徒さんだと,体調を崩すことそのものより,それによって精神的に不安定になること,これが最も怖いです。

 そして,もし不幸にして体調を崩したら,開き直ってくださいね。たとえ1週間寝込んで,勉強ができなくても,1月,2月なら,実はたいした問題ではありません。十分休んで先ず体調を元に戻して,それからまたしっかり勉強すればそれで十分カバーできます。

 がんばれ受験生。今日はCMなしでした。まずいな(笑)。

 

 

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