小学生 夏休みの宿題 自由研究,どこまで手伝いますか?

 7月22日(日)正午を少し回ったところ。薄曇りです。

 少し外で作業をしたら,汗が出るわ出るわ出るわ…。湿気で空気の密度が濃く,体にまとわりつく感じです。午前10時を過ぎたら外での作業,無理です。被災された皆さん,本当に大変だと思います。どうかご自愛ください。

 さて,夏休みの宿題数々ありますが,その中に,自由研究というのがありますね。観察日記や調べ学習,そして実験のレポートなど。

 例えばある実験をして,それを研究の形にまとめるとします。子どもさん,実験までは自分でするでしょう。問題はそれをどう研究の形にまとめるかです。

 子どもさんの力だけでは難しい部分が多いと思います。けれど,往々にして,ご家族は,自分でやらなければ宿題にならないという観念があり,ぎりぎりまで手伝わない。手伝っても,罪悪感が残るといったことによくなるようです。2学期直前になって仕上がっていない状況になれば,ご家族のストレスもマックスです。下手をすると阿鼻叫喚の地獄絵図(笑)。

 自由研究をきちんとまとめること,子どもさんにとって大変良い勉強になります。

 ① タイトルを考える。
 
 ② 研究動機を書く。

 ③ 事件の手順を,図などを入れながら説明していく。

 ④ 実験結果(データ)をきちんと示す。

 ⑤ 実験結果を元に,考察をする。

 ⑥ 結論や反省点,将来への展望などをかく。

 ⑦ 文献やホームページなど,参考にしたものがあればそれをきちんと 示し,謝意を表す。

 きちんとしたものを作ることは,将来何かのレポートや論文を作成することになったとき,とても役に立つはずです。しかし,これ,小学生が自分だけでできるとお思いでしょうか?難しいです。

 自由研究,親が手伝ってよいか悪いか,昔からいろいろな意見があるところだと思いますが,私個人としては,少なくとも初めて研究に挑む場合,積極的に手伝ってあげてよいと思っています。押し付けるのではなく,意味をきちんと説明しながらアドバイスをすることで,上記のステップの重要性を子どもさんが理解するなら,これは夏休みのすばらしい活かし方になるのではないでしょうか。

 ただ,保護者の方がすべてをやってしまうとこれは経験になりません。口を出しながらも,やるのはあくまで本人に。自分の力で研究レポートを完成した達成感が,もしかしたら子供さんを将来理系の道に導くかもしれませんよ。理科,そして数学の興味を持つきっかけになる可能性もあります。

 自由研究,読書感想文と並んで,夏休みの保護者の皆様の悩みの種の双璧ではないでしょうか。最初から子どもさんと一緒に楽しむつもりで,計画的に進めていけば,子どもさんには良い経験になり,宿題も進む。親御さんのストレスも少なくてすみます。みなさん,がんばってください。

 次回になるかどうかはわかりませんが,読書感想文についても書きたいと思っていますので,ご興味がおありでしたらまたぜひ足をお運びください。
 長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

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