夏期講習 予習は何のため?

 7月28日(土)午前6時40分。曇っています。

 湿気は高いですが,昨日までより気温は少し低めでしょうか。じっとしていて汗が噴き出てくることはありません。

 台風の影響は,明日本格的に出てくるようですね。近しい親せきや友人のいる大阪も直撃しそうです。被災地を含め,無事でありますように。

 さて,夏期講習の授業に限らないのですが,塾での授業には,予習型と復習型があります。基準は学校の授業進度より前を行くか,後ろを行くかということになります。

 例えば,中学受験を前提とした授業を受ける場合は,100%予習型の授業になります。学校の授業よりは1年から2年は速く学習を進めるのが一般的…というより,学校の授業進度は塾の授業の進め方に影響しないのですね。塾独自のカリキュラムで授業が進みます。

 そうではなく,一般の公立の小,中学校の生徒の場合はどうでしょう。

 塾によって,受講する講座によって予習型,復習型,どちらもあると思います。

 近藤塾の授業は基本的に復習型です。学校の授業進度を一人一人確認し,学校で学習した内容が理解できているかどうかをプリントで確認していきます。

 ただし,講習でも通常授業でも,少しずつ予習を取り入れることがあります。

 算数・数学が『できる』生徒さんについては,まだ学校で習っていない内容について,自分でプリントの解説を読み,意味を考え,それを元に問題を解くことそのものが,思考力を鍛えるトレーニングになります。将来,必要に応じて自学・自習する力の礎にもなるでしょう。

 塾のプリントの中でも,初めてその単元を学習するときに使うことを前提に作成されたものについては,解説を読むことで学習内容が理解できるような構成になっています。つまり,予習用としても使えるようにしてあるわけです。

 では,ふつうの生徒さんの場合はどうするか。

 やはり予習を取り入れることがあります。

 もちろん,やみくもに予習して学校より先行していくわけではありません。

 数学,算数が得意でない生徒さんにとっては,学校の授業を理解し,それに参加すること,容易ではありません。学校の授業で学習した内容を塾の授業で,何とか少し理解するのが精いっぱいという生徒さんも多いわけです。

 この状態では,学校の授業が楽しいはずがありません。何せ,何を学習しているのか全く理解できないままに,45分,又は50分の授業を受けなければならないのです。

 そこで予習なのです。まず授業の前半は,学校で今学習している内容の基礎を確認する問題に取り組みます。そしてそれが終わったら,次に学習する内容を少しだけ予習してもらいます。

 ただし,前述と少しちがうのは,こちらの場合本人任せにはしません。思考力をきたえることが目的ではないからです。先ずプリントを読んで,解るようなら問題を解いてもらいますが,解らないようなら懇切丁寧に説明をします。

 学校で次に習う単元の内容を予習しておくことで,学校の授業が理解しやすい状態を作り,学校での学習に興味を持ってもらうことが目的です。生徒の状態を見極めながらやらなければなりませんが,これ,学校の成績を上げるのに意外と役にたつのです。

 近藤塾の授業,学校の授業進度をにらみながら,生徒さんの力を踏まえ,受講の効果を考え,一人一人細かく調整しながら授業を行っております。CMでした。

 少し気温が高くなってきました。今日も日中は暑くなるのでしょうか。熱中症に気を付けて,今日も一日張り切って授業をしたいと思います。長文にお付き合いただきありがとうございました。

 

コメント


認証コード9485

コメントは管理者の承認後に表示されます。