中3 実力テストになると点が下がってしまう・・・学習戦略が必要です。

 7月30日(月)午後2時。晴れたり曇ったり。

 台風一過とはいかない天気ですが,曇りの時間帯が長いせいか,酷暑にはなっていませんね。じっとしていれば汗も出ません。風も多少あるので,以前よりは過ごしやすいです。

 台風,幸い,少なくとも愛媛県には大きな爪痕は残さなかったようですが,前回の豪雨に続いての避難を余儀なくされた方々,とても不安な一日を過ごされたことでしょう。心よりお見舞い申し上げます。

 さて,今回は中3。これまでは,定期テストがメインでしたが,ここからは入試本番まで,何度か実施される実力テストが大切になります。

 この時期になると,それまでは比較的良い成績を安定してとってきていた生徒さんの保護者の方からよく相談を受けます。

 『今まで80点以下はほとんどなかったのに,夏休み明けのテストで60点台でした』というような。

 これ,原因は簡単です。実力テストの問題が,定期テストに比べると難しいからです。もう少し詳しくいうと,実力テストの問題の中に含まれる,難しい問題の割合が,定期テストに含まれる難しい問題の割合より高いから…ということになるでしょうか。

 定期テストの問題がざっと 基礎:標準:応用=3:5:2だとすると,実力テストになるとこれが 2:4:4 位にはなります。

 定期テストなら,基礎~標準レベルの問題が確実に解ければ8割の得点は確保できますが,実力テストではそうはいきません。基礎~標準レベルをすべて得点しても6割,そこから得点を伸ばそうとすれば,難しい問題を解きこなす必要があるのです。

 3年生1学期までの定期テストの得点と,実力テストの得点差が大きい生徒さんは,基礎~標準レベルの問題を確実に得点する力は持っているけれど,その上のレベルの問題を解く力がついていないことになり,そういう意味で得点が下がるのは当然といえます。

 こういう生徒さんの場合,普段の学習やそこまでに受けてきたテストでも,このレベルまでの問題は確実に解いているけれど,このレベルになると手も足も出ていない…というはっきりした線が引けることが多いです。塾生なら,多分そうなるだろうということも予測できます。

 この状態,打破するのは簡単ではありません。なぜなら,二学期以降も学習する数学のレベルは上がっていくわけで,それについていくのだけでも彼らにとっては非常にハードルが高いわけです。また,新しい単元を学習すれば,融合問題が出てくるので,それに対応する力も必要になりますが,こういうタイプの生徒さん,色々な知識を問題に結び付け,総合的に使うことが,苦手なことが多いのです。

 対処法としては,これまで受講時間の4分の3を基礎基本~標準レベルの問題のトレーニングに使っていたとすれば,,それを2分の1に減らし,応用問題の演習に充てるようにします。ただ,むずかしい問題をポンと渡して,さあ解こう・・・では,手も足も出ず,ただ問題をにらんで受講時間が終わってしまいます。問題を指導する側が確認し,例えばその問題が小問題3問で構成されていても,その生徒の実力に応じてそれをもっと細かく小問に分けて,正解に導いていくなどの工夫が必要です。

 また,どう考えても難しすぎる問題は,すべて解くのでなく,小問3問のうち最初の2問に的を絞り,それを何とか拾う練習を繰り返すことも有効です。

 入試本番まであと半年,ここからはそれぞれの実力に応じた学習戦略のようなものが大切になります。上述のような不安がおありでしたら,ぜひご相談ください。無料体験を受講していただければ,おおよその実力をつかみ,学習戦略についてご提案させていただきます。

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