2024.02.03
カテゴリ:中2 指導例
中2 図形の証明がわからない その1
今回は、中2生。図形の証明で苦戦している生徒さん、たくさんおられます。
基本になるのは、三角形の合同を使った証明です。合同条件(直角三角形の合同条件を含む)はきちんと覚えておかなければ、話になりません。図で意味を確認しながら、いつでも同じようにすらすら文が書けるよう、しっかり覚えてください。
『それぞれ』を忘れないように。
例えば、A、B、C、Dの4人が兄弟だとします。4人が同じ家族の兄弟なら、『A、B、C、D はみんな兄弟です。』と説明し、ここに『それぞれ』は登場しません。
しかし、AとB、CとDが別の兄弟なら、『AとB、CとDはそれぞれ兄弟です。』と説明することになります。
ポイントは組が単数か複数かです。
合同条件は、どれも辺や角度の等しい組が3組ないと使えません。組が複数のため、合同条件の文には、必ず『それぞれ』が使われているのです。
『それぞれ』を書かないと、テストでは必ず減点になりますので、注意してください。
証明は大ネタです。(笑)書くことがたくさんあります。次回はここも意外によく解っていない生徒が多い、仮定と結論の読み取りについて書きます。ぜひご覧ください。