小5 倍数,約数 徹底したトレーニングが必要です

 おはようございます。9月6日(木) 午前7時。涼しいです。

 朝,晩はぐっと秋めいてきましたね・・・と喜んでいる場合ではありませんね。今度は北海道で大きな地震があったとのこと。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 しかし,豪雨,台風,地震…今年は本当に色々あります。無論愛媛も当事者であり,他人ごとではありません。自然のなせる業,起こってしまえば避けることは難しいでしょう。今更ながら,台風にしても,地震にしても,起こることを前提とした社会の仕組み,都市作り,もっと腰を入れて取り組む必要,ありそうです。

 話はコロッと変わりますが,目が覚めてネットを見たら,錦織圭とチリッチ,死闘を繰り広げていました。今確かめたら,4時間を超える死闘を制して錦織勝利! 良いこともないとね。初の4大大会制覇,大坂なおみ選手とともに,ぜひがんばって欲しいものですね。

 さて,新学期,小5では偶数,奇数,そして倍数,約数を学習します。

 ここ,色々な意味でとても大切な単元です。

 倍数は分数の通分に,約数は約分に直結します。この単元をしっかり理解し,トレーニングを積んでいない生徒さん,分数の計算で苦労することになります。

 例えば分母が4の分数と3の分数なら分母を12に通分する…くらいなら何とかなりますが,6と9なら54にしてしまいます。3と9なら27になります。最小公倍数という概念が欠落しているわけです。

 また,約数をきちんと理解していない場合,約分ができません。4/6=2/3 位なら何とかなりますが,28/32 あたりになると,もう分子と分母の公約数が4であることが見抜けません。

 数に関する直観力が弱い生徒さん,たくさんいます。やはり計算力が付いていない生徒さんに多いです。数と真っ向から向き合い,トレーニングすることをいやがり,怠ってきていることも多いです。

 こういう生徒さん,とにかく時間をかけて,数と格闘してもらうようにしています。理屈よりも実践です。数をこなすことが大切。まちがってもよいです。時間がかかってもよいです。言葉の意味(どっちが約数でどっちが倍数かすぐ解らなくなります)を忘れていたら,その都度説明します。それもオーケー。

 学校でこの単元の学習が終わるまでに,理解しきれない場合も多いですが,ひたすら演習を継続することが大切です。

 二学期の終わりまで継続すれば,何人かは問題なくなります。ある生徒さんは三学期の終わりまで,場合によっては6年の一学期,二学期までかかる場合もありますが,ひたすら演習を継続することで,なんとかなっていくものです。そしてそれはそのまま,数に関する感覚を養い,計算力を高めること,そして,計算に対する心理的ハードルを低くすることで,思考のエネルギーを理論を考えることに使えるようになるメリットにつながるのです。

 明日も,小5のこの単元に関してもう少し書きたいと思います。またぜひ足をお運びください。よろしくお願いいたします。

 今年はこれ以上,何もありませんように。

 

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